「赤穂義士」「赤穂の塩」でよく知られる播州赤穂。
兵庫県の西端に位置し、南には播磨灘を有しており、そこに注ぐ「千種川」が
名水百選に選ばれるなど豊富な水系に恵まれた土地です。

赤穂塩大根は、そんな赤穂で生産される特別な塩と大根でつくったお漬物。

「塩」は赤穂の海水を用いて作られる「赤穂の塩」。

使用する大根の栽培、収穫〜天日干し、加工まで全ての工程を
赤穂で行う、生産者の見えるお漬物です。

余計なものは加えない無添加のお漬物で、青味大根の白梅酢漬では
梅干をつくるときに出てくる「白梅酢」を使用しております。

また、本製品で使用する「赤穂の塩」は、にがりを取り除き、
あっさりした味わいの「真塩（ましお）」と製塩工程のなかで、
「にがり」を加えて作られる「差塩（さしじお）」をお漬物の特徴に合わせて
使い分けています。
大根は、地元有志で結成され、低農薬農法や地域の先人たちの培った
農業を継承しておられる「大津年輪の会」の技術指導を受け生産されています。

夏の終わりの暑い時期に種を蒔き大切に育てた大根を凍てつく寒さの冬に
収穫します。青味大根は捩れて育つ不思議な形のため、
丁寧に収穫しないと折れやすい特徴がある大根です。

今は絶滅してしまった郡大根をご先祖とする大根で漬物、刺身のつまとして
珍重されました。現在では京都でも限られた生産者しか生産していない
貴重な大根です。
桃山大根もまた生産が限られている品種。肉質が非常にしまっていること、
お漬物にした際に品質が長い期間保持されることから、
漬物大根の王様とも呼ばれる品種です。